Lesson

Adobe XDでアニメーションするプレゼン用スライドを作成する - 全4回

スライド画面の切り替えに、緩やかな動きを追加する

このレッスンでは、プラグイン「プレゼンテーション」を使って、簡単にプレゼン資料の枠組を作成し、様々なアニメーションを加えていく方法を解説します。

Adobe XD を起動し、「ファイル」→「開く」からダウンロードしたサンプルファイルを選択して「開く」をクリックします。ファイルが開くと、動画と同じサンプルが表示されます。

遷移のアニメーションを設定

ここからの操作は、プロトタイプモードで行います。デザインモードになっている場合は、プロトタイプモードに切り替えます。

表紙スライドのアートボードを選択します。アートボード右に青い矢印が表示されたら、それをドラッグして隣のアートボード上でドロップします。インタラクションが作成され、アートボード間に青い線が引かれます。

作成したインタラクションの情報が、プロパティインスペクターに表示されます。アートボードをタップしたときにインタラクションを開始したいので、トリガーは「タップ」。次のスライドに遷移したいので、種類は「トランジション」。遷移の際に次のスライドがふわっと表示されるようにしたいので、アニメーションは「ディゾルブ」を指定します。

アニメーションのプレビュー

画面右上のデスクトッププレビューボタンをクリックすると、プレビューウィンドウが表示され、作成したインタラクションを実際に試せます。画面をタップすると、次のスライドにふわっと遷移することが確認できます。

アニメーションの調整

少しアニメーションの設定を変更します。「デュレーション」にはアニメーションの再生時間を指定できます。ここでは「0.2秒」を「1秒」にします。再生してみると、先ほどよりもゆっくりと変化することを確認できます。

次に、イージングを変更します。イージングは「最初をゆっくり」「最後をゆっくり」のように、アニメーションの変化の度合いを指定するために使います。今回は「イーズイン/アウト」に変更します。「イーズイン/アウト」は、アニメーションの始まりと終わりの変化がゆっくりになりるため、さらにふわっとした印象になります。

アニメーションの種類を変更

同じ設定のまま、すべてのスライド間の遷移を作成します。プレビューしてみると、同じ動きばかり繰り返されるため、単調な印象です。そこで、一か所だけ遷移のアニメーションを変更します。

途中のアートボードを選択し、青い矢印が表示されたら、アニメーションの種類を「左にプッシュ」に変更します。変更した箇所を再生すると、新しいスライドが前のスライドを左に押し出しながら現れます。

イージングを変更する

イージングには「スナップ」「バウンス」といった面白い動きをするものがあります。

たとえば、「スナップ」を指定すると少し行きすぎて戻る動きをします。単調なアニメーションに変化をつけたいときは、全体の印象を確認しながら、上手に取り入れるとプレゼンテーションをより効果的にするために利用できます。